腰痛と整体

画像は身体の中心を横から見た図ですが腰の前方には内臓があります。

腰の動きには内臓の柔軟性や可動性が必要になります。例えば腰を反った際には腸が伸びなければ腰は反る事が出来ません。

自律神経が乱れると内臓は緊張しぎゅっと固くなります。すると腰の関節も動かなくなり筋肉が固まり腰痛になります。

身体にメスをいれると皮膚・筋・筋膜・内臓を包む膜等の組織が傷つきます。そして治る過程の中でそれぞれの組織がくっついて治っていきます。これを癒着といいます。

手術をすると癒着は誰でもおこります。癒着すると傷口を中心に皮膚や筋膜といわれる組織が引っ張られて緊張が高くなることで関節が動かずに固まります。

特に股関節や腹部の手術は腰痛の原因になります。帝王切開をされている方は帝王切開後の腰痛もご覧ください。

立っている時、歩いている時のバランスにおいて要になっているのが足関節と股関節です。

足関節や股関節の可動性が低下して上手くバランスがとれなくなると腰や背中の筋肉が緊張して腰痛になります。

またなんらかの問題で股関節の筋力が低下すると、その分を腰の筋肉でカバーするようになるので腰痛の原因になります。

ストレスや自律神経は腰痛と関係ないかと思われる方が多いですが、３か月以上続く痛み、再発を繰り返す痛みに一番関与しているのがストレスや自律神経の乱れです。

詳しくは慢性痛で紹介していますが、ストレスによって自律神経の乱れがあると痛みを感じやすくなり、痛めてもないのに、痛みを感じたりします。

腰痛が心の問題ともいわれるのは、自律神経の乱れが影響しているからです。