肩こり(首こり)と整体
肩こりについて
肩こりでお悩みの方は非常に多く特に仕事世代の女性に多い症状です。
- 肩が重たくて疲れを感じる
- 肩こりがひどく目が霞む
- 肩や首がカチカチに凝っている
- 肩こりから頭痛・めまいがする
- 緊張して肩に力がはいる
上記のようなお悩みの方は揉みほぐしやリンパマッサージに行かれてる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も多くの肩こりをみてきましたが、マッサージに通われている方のほうが、改善するのに時間がかかります。
それでもマッサージに行きますか?
揉みみほぐしやリンパマッサージによる効果は一時的なもので長期的な効果はありません。もちろん中には良くなる方も少数ですがいらっしゃるかと思います。ですがそのような方は少ないですし再発することが多いです。
それでも一時的に軽くなるからと通いたくなる気持ちはわかりますが、マッサージに通われている方のほうが整体で肩こりを改善するのが難しい傾向にあります。
マッサージに慣れると揉まれることに耐性が付いていきます。
例えば寒い地域に住んでいる方は温かい地域に住んでいる方より寒いのに強いです。それは冷たい、寒いという感覚に耐性が付くからです。
マッサージも同じで慣れると耐性が付きます。強く揉んだり、押さえられても、なにも感じなくなっていきます。そしてもっと強く揉んで欲しくなり、どんどん強い刺激を求めるようになっていきます。
マッサージに長く通われている方はどこが痛いかもはっきり分からない、触っても触られている感覚がしない等、感覚が鈍っている方が多いです。このように感覚が鈍化すると痛みが治りづらい事が分かっています。
またマッサージに依存と疲れたら、きつくなったらマッサージに行けばいいかという心持ちになってしまい、自分自身の身体を気遣うことができなくなるので治るものも治らなくなります。
肩こりの原因
肩こりはなんらかの理由で肩の筋肉が慢性的に緊張して血流やリンパの流れが悪くなることで痛みや鈍重感がでます。
なぜ筋肉が緊張しているのか、リンパが滞っているのか、その根本の原因を解決していくことが大事になります。根本の原因は人によって違います。せせらぎでは肩こりの原因は肩以外にあることが多いと考えています。
肩こりの原因①自律神経の乱れ
自律神経は呼吸するための筋肉である横隔膜をコントロールしています。正常であれば図のように吸うときに横隔膜が下がる事で胸腔が膨らみ肺に空気が入ります。
自律神経が乱れ交感神経が優位になると横隔膜が緊張し下がらなくなくなります。すると胸腔を広げる為に肩の筋肉を用いて胸腔を広げます。
呼吸は24時間するのでずっと働き続きになり疲労して筋肉が緊張して痛みになります。
肩こりの原因②胃の緊張
自律神経が慢性的に乱れていくと内臓が緊張していきます。胃が緊張すると身体を反ることが出来ずに腰が丸まって背骨が固くなっていきます。
そのような姿勢では自律神経の乱れで説明した横隔膜が働きづらくなり、背中や肩の筋肉がより緊張し肩こりになります。
一度このように背骨が固くなって姿勢が悪くなるとどんどん悪循環になって姿勢が悪くなっていきます。
肩こりの原因③頸部(首)の捻じれ
なんらかの理由で下肢・骨盤・背骨等に歪みがある場合は頸部でバランスをとって目線を平行に保つように調整するので頸部が歪んだ姿勢になります。
頸部を支える筋肉は頭蓋~肩に付いており頸部の捻じれが生じると肩の筋肉も緊張して肩こりの原因になります。
図のように骨盤や下肢から姿勢が歪んでいる場合は、土台である下のほうから整えていかないと肩こりは治りません。
肩こりの原因④ストレスと顎(あご)の歪み
ストレスは顎の筋肉や表情の筋肉を強張らせます。ひどくなると無意識に歯ぎしり、歯の食いしばりも生じさせます。
上記のような理由で顎関節が歪むと頸部の捻じれが生じるので肩こりの原因になります。
顎を大きく開閉した際に痛みが生じたり、大きく口を開けられない、ガクガクする、などの症状がある方は顎から肩こりが生じている可能性があります。
肩こりの原因⑤交通事故の後遺症
交通事故はシートベルトの特性上、頸に負担が掛かるので、小さな衝撃でも頸部の組織を損傷します。その影響で頸部の関節が固まったままになっている場合が多く、後から痛みや肩こりなどの後遺症が出現します。
交通事故後の後遺症で詳しく記載しています。
せせらぎの整体でできること
せせらぎでは一時的な効果ではなく根本からの解決をしたいので筋肉を揉みほぐす事はしません。問診含めて全身から原因を確認していきます。
肩こりの整体は原因や身体の状態によって経過も様々です。すぐに良くなる人もいれば時間がかかる人もいます。
あなたの肩こり、お身体の状態から適切な施術を提供します。肩こりでお悩みの方のご来院お待ちしております。