めまい(眩暈)と整体
眩暈について
めまい(眩暈)は特に女性に多く国民の約3割近くが一度は経験する身近な症状です。
眩暈は様々な原因によって出現するので、自分の原因を知る事が大事です。
特に原因が見つからない場合やストレスと言われた方は自律神経の乱れによる眩暈の可能性があります。
眩暈の原因
眩暈は平衡感覚の異常から起こります。平衡感覚とは、身体がどのように傾いているのか、また運動しているか、などを司る感覚です。以下の3要素の感覚を脳が処理することで平衡感覚が成り立ちます。
- 目から入る視覚
- 耳の三半規管にある前庭覚
- 関節や皮膚からの知覚
例えば知覚や三半規管が「地面に対し身体は真っすぐ」と脳に伝え、視覚だけ「身体が傾いている」と脳に伝えると脳は混乱して処理出来なくなり、結果として眩暈が生じます。
3つの感覚の内どれかひとつでも障害されると眩暈が生じる可能性があります。なので目や耳、神経、脳の病気など様々な原因から起こりえます。
まずは落ち着いて病院で検査をしましょう。検査をしても原因がわからない、異常が無いのに眩暈が生じる場合は整体の適応です。
良性発作性頭位めまい症
眩暈が生じる病気で一番多いのが「良性発作性頭位めまい症」です。耳の三半規管のトラブルで生じるといわれています。特徴として以下があります。
- じっとしているときは出ない
- 上を向いたり、振り返ったり、頭部を動かした特定の方向で出現
- ぐるぐる回るような回転性の眩暈
- 症状が出現して1~2分で軽快
- 耳鳴りや難聴は伴わない
- 症状が出ても2週間後くらいには自然に治る
良性と名前に付くぐらいですから重たい病気ではなく、動いているうちに自然に治る事が多いです。自然治癒しない場合は、整体や整骨院で徒手的に頸部を動かしていく事で改善することも多いです。
それでも改善しない、再発を繰り返すなら自律神経の問題、また他の病気が潜んでいる可能性があります。
自律神経と眩暈
自律神経は血圧・血流の調整をしています。通常であれば活動している時は血圧があがり、休息時は血圧が下がります。自律神経が乱れると活動時にも血圧が下がってしまう場合があり立ち眩みのような眩暈が生じます。
また自律神経が乱れて眩暈がでている方は脳疲労をおこしている方が多いです。
脳は無意識で様々な情報を拾って処理しています。過剰なストレス等で処理が追い付かないと脳疲労を起こします。
脳疲労は寝不足をイメージすると分かりやすいかと思います。寝不足だと次の日の朝にボーっとしたり、集中力がなくなったり、一度は経験あると思います。
脳疲労が慢性化することで、平衡感覚を司る目や耳からの情報が正しく処理できず眩暈が起こる可能性があります。
病院で検査をして原因がない・ストレス・心労といわれる眩暈の場合は自律神経による影響が考えられます。そのような場合は整体で対応することが出来ます。
自律神経性の眩暈が出ている方は合わせて他の自律神経症状が出ている事も多いです。
- 全身倦怠感
- だるい
- 疲れがとれない
- 長く続く肩こりや腰痛
- 眠れない
- 朝起きてもすっきりしない
- 頭痛
- めまい
- 耳鳴り
- 息切れ
- 動悸、胸の締め付け感やざわつく感じ
- 脈が安定しない、不整脈
- 異常に汗をかく
- 頻繁に立ちくらみがする
- 食欲不振、食欲がとまらない
- 下痢や便秘
- 胃のムカムカ
- 手足の冷え
- 感覚過敏(光が眩しい、音に敏感)
- 感情のコントロールができない
- イライラしやすい
- うつ、気分が落ち込みやすい
- 過剰な不安
脳疲労と心の症状
脳疲労がある方は頭蓋の緊張が高い傾向にあります。
頭蓋は多くの筋肉や筋膜で覆われ、感情とリンクしています。「顔が引き攣る」「奥歯を噛み締める」など頭蓋の緊張が強くなると自律神経を介して心も緊張し、イライラしたり、不安が強くなったりと感情のコントロールが難しくなります。
心のストレスからより自律神経が乱れ症状が悪化していく悪循環に陥るので、このような場合は頭蓋の緊張や自律神経を整えて悪循環から抜け出すことが大事です。
せせらぎの整体でできること
せせらぎでは以下の施術を主に用いることで脳疲労や自律神経を整えていきます。
- 脳脊髄液の循環を促す(脳のリンパ)
- 頭蓋の調整
- 背骨の調整
- 内臓の調整
脳の疲労物質を代謝する脳脊髄液の循環を促し、頭蓋の緊張を優しく取り除いていきます。それに合わせて自律神経を整える「背骨」「内臓」の調整をしていきます。
検査で原因が分からない、ストレスや自律神経が原因と言われた方は整体で対応することが出来ます。お困りの方のご来院お待ちしております。