うつと整体
うつ病について
令和2年の厚生労働省の発表では気分障害(うつ病)の患者数は約400万人、約30人に1人がうつ病と診断されています。一生でうつ病と診断されるのは約15人に1人と増加傾向にあります。
日本では重症化しない限り病院に受診することは少ないので、実際の人数はもっと多いといわれています。
うつ病かな。と思ったらまずは頼れる人や医療機関に相談しましょう。
不調の状態では普段通り物事を考えることも難しくなっています。なので自ら判断することはせずに任せる事がいいかと思います。
せせらぎにも以下のようなお悩みの方が来院されています。
- 薬だけで心配になる
- 身体がきつい、おもたい
- 関節が痛む
- 自分でなにをすればいいかわからない
気分障害(うつ病)ですが、心の症状なので整体で出来る事があるのか?と疑問に思われるかも知れません。整体を通して出来る事をお伝えしていきます。
うつ病とは?
日常の中で憂鬱、気分が落ち込む、悲しい、辛いなどの気持ちになるのは、ごくごく当然のことです。
そのような気分の落ち込んだ感情は、原因が解消されたり、時間の経過によって次第に薄れていきます。
上記のような状態が続いて日常生活に支障が出るほどの強い気分の落ち込み、意欲の低下が続くとうつ病といわれます。症状は気分の落ち込み以外にも
- 睡眠障害(眠れない・途中覚醒・過度な睡眠)
- 食欲の低下や増進
- 体重の極端な増減
- 集中力の低下、注意散漫
- 倦怠感や腰痛・肩こりのような鈍重感
上記のような身体症状があらわれるのが特徴です。特に身体症状は気分の症状よりも先に出現し自覚している場合が多いので、このような症状がある方は予備軍だという認識が必要です。
鬱病の原因
うつ病の原因は分からないといわれます。精神的ストレスは発症のきっかけになりますが、それだけで発症しない方も多いからです。
いくつかの要因(ストレス、遺伝、ホルモンバランスの乱れ、ものごとの価値観、生活習慣の乱れ、慢性的な身体疾患など)が積み重なることで発症するのではないかといわれています。
病態は脳の感情を伝える物質である「セロトニン」や「ノルアドレナリン」などの伝達が上手くいっていないことが原因ではないかと考えられていますが、最近ではこの仮説も違うのではないかと言われておりはっきりしません。
知っておいてほしいのは原因を考えても、解決していく為にあまり意味がないということです。
鬱と一般的な治療
まずうつ病の一般的な治療について、厚生労働省の「こころの耳」から一部抜粋してお伝えします。
うつ病の治療には、「休養」、「薬物療法」、「精神療法・カウンセリング」という大きな3つの柱があります。この治療の3本柱は身体疾患と基本的に同じです。
たとえば骨折を例にとってみますと、骨が折れてしまった場合には、患部をいたわりギプスを巻いてあまり使わないようにします。これが「休養」にあたります。しかし腫れや痛みといった症状がひどい場合には、休養もしっかり取れません。そこで鎮痛剤を服用することになります。このように苦痛な症状を軽減し休養を有効に取りやすくすることによって、自然治癒力を引き出そうというのが「薬物療法」です。最後に、骨がまた折れることがないよう、再発予防を考えます。強い骨にするために食習慣や運動習慣を見直すなど、生活習慣上の対応を考えていくのが「精神療法・カウンセリング」にあたります。
せせらぎの整体でできること
身体は傷んだ部分をあまり使わないようにすることで回復していく力を持っています。うつ病は脳のトラブルによるものなので、脳をしっかり休ませるということが治療の根幹といえます。そして休養がとれるように手助けする役割が医療機関だと投薬治療になります。
ですが身体がきつくて休まらない、不安で悩みがとまらないなど上手く休養できなかったりする場合があります。せせらぎでは身体を楽にすることで自然治癒を促していきます。
痛みのない優しい施術で骨の歪みを調整して血液やリンパ液の循環を促し身体が本来もっている機能を高めていきます。
また内臓や頭蓋の調整によって自律神経をコントロールする事が出来、鬱に足りなくなるセロトニンやオキシトシンといったホルモンの分泌を促すことができます。
身体から楽にして休養できる身体づくり、治る身体づくりをしていきます。
せせらぎではカウンセリングのみの治療はしておりませんが、施術+カウンセリングは歓迎しております。うつ病の方でお悩みの方のご来院お待ちしております。